漢方治療専門相談店の漢方薬

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漢方の力に驚いた、痔ろうの方

30才代 男性   初診:09年4月
 痔ろうで悩んでいて、手術を受けられた男性から相談を受けた。
 手術前は、膿が出て大変深いな状況であり、辛さもあり手術を受けたということだ。術後は特に問題もない様に思えたのだが、徐々にお尻に違和感を覚え、痔ろうが再発されてしまわれたということだ。
 また手術をするのも嫌だし、結局また再発する可能性も考えるとあまり手術はしたくなく、他に何か治療がないかということで、当店に尋ねてこられたということだ。

 早速状態を確認すると、托裏消毒散系統の証と千金内托散系統の証がみられた。おそらく推測するには托裏消毒散系統のものが今回再発したもので、千金内托散系統のものが手術をされたときのものではないかと考えた。
 これらの痔ろうは陰病にあたり、慢性化している状況で改善は比較的早く実感できても完治するまでには時間がかかりやすいものである。
 とにかく辛いため、早速治療を始めることに。
 2ヵ月後、膿は依然排出されているけれどもなんとなく調子が良いということだ。さらに4ヵ月後には膿の排出されているのが少なくなってきているのが実感してきたと。その後、疲労が溜まったりなどされて一時的に悪化もするものの、すぐに症状はおさまる傾向があり、少しづつ状態は良くなっていった。
 半年後には膿が少なくなり、血が混じった膿が出てきて大分良くなってきていることが更に実感。
 比較的、この男性の方は養生を守っていただいているため、治療が比較的スムーズで順調に改善している経過が伺えた。

 今まで痔ろうで本当に悩まされ、手術をするのにも迷ったりもしたけれど、漢方治療がこんなにも有効だなんて思わなかった。ということだ。手術ではなく最初から漢方の治療をしていればもっと良かった。ともいわれていました。

 
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